革底スパイクのアイキャッチ画像

革底スパイクが好き

私の中高生時代は、スパイクは取り換え式金具が盛んに販売されていた時代。一足のスパイクで2回か3回はすり減った金具(金属製のポイント)を取り替えて使い続けていました。
ウレタンソールでボルトで締まった金具タイプと、革製の靴底に釘で金具が固定されたタイプ。前者は耐久性に優れ、後者はより良いパフォーマンスのギアという雰囲気があったかと思います。

現在では取り換え式そのものがほぼ無くなっているのでしょうか、ウレタンソールに金具が埋め込まれていたり、そもそもウレタンのポイントで一体化されているタイプが主流の様ですね。取り換えの為の部材が無いほうが軽量化にもなるでしょうし、用具の進化なんだろうな、と思います。

でも、古い時代の選手としては、革底スパイクに思いを馳せるのです(笑)
革ソールの、しなやか且つしっかり感が好き。軽量だし。濡れた後の手入れは手間ですが(笑)
それに個人的には、アッパーの素材も天然皮革が望ましい。甲高幅広な形の足なので、スパイクの設計次第では長時間履き続けると痛くなってきて。人工皮革でなく伸びる天然皮革なら、数日履き続けているとなんとか足の形に馴染んでくれる。アッパーに天然皮革を使用するスパイクは、圧倒的に革底が多かったので、革底タイプが選択肢になっていた。

革底は金具が必ず取り換え式なので、金具が消耗してもそこだけ取り換えて、同じスパイクを継続して使い続けられる経済的な存在でもあります。金具を新品に換えた時のスパイクへの期待は絶大!スピードを求めるプレーにはやはり革底スパイクでなないかなと今でも考えています。

一方で、金具タイプのスパイクはポイント一体式ソールにくらべて足裏への突き上げ感があることは否定できません。私も疲労を抑えたい場合には、ポイント一体式のスパイクと履き分けたりしています。ポイント一体式はもう、快適(笑) グラウンドコンディションが固かったり、雑草混じりの芝でボコボコな場合は、ポイント一体式で体力を温存することを良くします。

でも試合終盤になると。「よし、スピードフォルムだ!」と考えて革底に履き替えたりします。
革底スパイクが好きなので。

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