打順の組み方を、タイプ別に考えてみました。
打線は、チームが持つスタメン打者の能力を全て把握すると組みやすいです。
選手自身は、所属するチームはどんな打線を組むのか、そして自分の特性がどの打順向きなのかを見定めると、取り組む練習方法も明確になるでしょう。
●バランス型
1. 出塁率、走力、打率
2. バント巧さ、走力、三振少ない
3. 打率、得点圏打率、長打力
4. 得点圏打率、長打力、打率
5. 得点圏打率、出塁率、三振少ない
6. 5番に準ずる
7. 6番に準ずる
8. 7番に準ずる
9. 8番に準ずる
●重量打線
1.打率、走力、出塁率
2.打率、三振少ない、走力
3.長打力、打率、得点圏打率、
4.長打力、長打率、得点圏打率、
5. 4番に準ずる
6. 5番に準ずる
7. 6番に準ずる
8. 7番に準ずる
9. 8番に準ずる
●機動力打線
1. 走力、盗塁成功率、出塁率
2. 走力、バント巧さ、三振少ない
3. 打率、得点圏打率、走力
4. 打率、得点圏打率、長打率
5. 4番に準ずる
6. 三振少ない、出塁率、バント上手い
7. 6番に準ずる
8. 7番に準ずる
9. 1番に準ずる
●スモールベースボール
1. 出塁率、打率、盗塁成功率、
2. 出塁率、バント巧さ、三振少ない
3. 打率、得点圏打率、三振少ない
4. 得点圏打率、打率、長打率
5. 出塁率、打率、三振少ない
6. 5番に準ずる
7. 6番に準ずる
8. 7番に準ずる
9. 8番に準ずる
適性は2番打者だけど4番を打ちたい!など、能力となりたい打者像は異なるかも知れません。
そのときは、適正の能力を伸ばしてレギュラーまたは多用される選手の座をつかんでから、パワーやミート力を高めると良いでしょう。このとき注意したいのは、適正の能力を損なわないこと。最適な2番打者が4番打者限定の能力に変化しても、チームの戦力バランスは飛躍しません。
4番タイプだけど先頭打者としても適してる、連打を途切れさせない、エンドラン成功しやすい、など、どの場面でも起用したくなる高い水準で安定した打者像が理想と言えるでしょう。
○番に準ずる、と表した打順に現在起用されえいれば、現在の能力に対し、ミスを減らす練習をしていくと良いと思います。
例えばバランス型の6番なら、5番(得点圏打率、出塁率、三振少ない)に準ずるので、選球眼と、追い込まれてからの空振りを減らす打撃スタイルを高められると、得点圏の打席でもその効果は発揮できるはずです。
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