わたくしは9年近くPHSを使っているのですが、スマートフォンと組み合わせて通話専門にしているんです。
いいですよ。電池の持ち時間長いし、通話相手の声がきれいに聴こえるし。
ただ、悲しいことに、PHSを唯一取り扱うワイモバイルがもう新機種を出してくれないっぽいんですよね…。。。
“ピッチ”の通称(愛称?)を知らない世代も現れてても不思議は無くなってきましたよね。利用者減っていっているし。
“ピッチ”よりも“コム”でおぼえている方もいますかね。ウィルコムでしたからね。
いやあ、PHS、活用できると思うんだけどなあ。
なぜPHSは世に登場したのか
ピッチさんのルーツは家庭の電話機の子機といわれてますね。電波の出力が小さいけど、基地局の免許不要でインフラ構築しやすく、
車載電話 → 「ショルダーホン」 → かまぼこみたいなサイズ と頑張って進化してきた携帯電話さんより低、低コストで普及していきました。
携帯電話よりも地下にっょぃ!!とも言われていましたね。昔。
たぶん、携帯電話が高すぎて(何十万円か支払ってやっと所有できていた、だった気がする)、「これ安くつくれるじゃんか」とPHSが研究、実用されたんだと思います。
携帯電話がコンテンツツールになりすぎた
でもPHSさんは通話やメールにはよかったものの、モバイルインターネット(ガラケーの画面でみるアレ)への対応が弱かったんです(泣)
docomoのiモードが出るや、またそのiモードが銀行振り込みできちゃうわゲームも楽しいわと携帯電話がコンテンツを持ち歩ける道具になったんですねえ。
auもJ-Phone(いまソフトバンク)も携帯電話事業者は追随していきました。
電話以外の目的で携帯電話が普及する時代の到来が、PHSの衰退の訪れなのでしょうか…。
PHSはっょぃ!というポイント
わたくしめの様にPHSを続けているユーザーもまだまだいるはずですし、
PHSの強みを挙げておきますね。
安い!
いまワイモバイルが定めているPHSの月額は、
基本料1380円 「だれとでも定額」料934円 合計2314円(税別)
だったと思います。
この金額内でケータイのEメール使い放題だから、利用用途によってはとっても安い!(ドコモ、au、ソフトバンクは別途パケット利用料)
本体持ちこみでの契約なら基本料だけで維持できる模様。
ただし通話には、多くの電話番号に対して10分/回 ×月間300回まで通話無料にしてくれる「だれとでも定額」が便利ですね。
電池持ち時間が長い!
わたくしめが愛用するPHSは一度満タンにしたら次の充電まで4~5日間平気な気がします。
電池アイコンが「そろそろ充電時やで」を示す様子になっても2日間近く平気っぽいし。
利用頻度によって個人差が出る話ではありますが、通話回数やその時間が長い方にはとっても重宝すると思います。
通話発信規制下でっょぃ!
大地震発生時に全国規模で通話が増大したとき、携帯電話は回線インフラを守るために通話の発信規制があるんですよね。
PHSはほとんど、規制されずに使えます。
理由はコレ「マイクロセル方式」。
PHShは①「マイクロセル方式」
→ 基地局がとっても多い = 基地局一箇所あたりの担当回線数が少ない
一般携帯電話(スマフォも含みますよん)は②「マクロセル方式」
→ 基地局が少ない = 基地局一箇所あたりの担当回線数が多い
②「マクロセル方式」は、非常時で通話が殺到するとインフラダウンが発生しかねないわけですね。そりゃ電話止められちゃうわ…。
企業での導入についても良いんじゃないでしょうか。外回り営業職の方なんかにも。
ワイモバイル、PHS続けてくれないかなあ。